新築にあたっての土地探しについて

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土地探し。自分の場合は住宅メーカーを決めてからの土地探しでした。

長期戦を考えていましたが以外にも早く発見。というか探しても出てこない気もしたのでエイヤッと決断。

土地に関して詳しいわけではないので長々と記載はできませんが土地選びの考え方や重視した点について記載します(我が家は東京の隣接県です)。

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どう土地を探すのか

住みたい場所はある程度目星がついているはずだから、まずはその地域に足を運ぶなり、空き地の情報を手に入れるなりして、どの程度の広さが売りに出されており、その土地はどのような条件で、相場はいくらくらいになるのか下調べをすることが、最初のステップである。

そうして何件も情報を漁っているうちに、この条件でこの広さならいくらくらいなのか、見当がつくようになってくる。

そう、土地にはほぼセール価格というものは無いのである。

同じ広さなのに周囲より安い場合には、必ず何か安くなる理由がある。割安だ!と飛びつくのではなく、なぜその値段になるのか選定眼を鍛えることが、失敗を避けるためのリスクヘッジとなる。

周囲より割安となる理由の代表例としては以下のものが考えられる。

  • 近隣にあるには好まれない施設の存在。(隣接している場合は分かりやすいが、建ててみたら2階等から見えてしまうという、一見分かりにくい場合も…)例:お墓、葬儀施設、繁華街など
  • 下水管が開通しておらず、処理方法が浄化槽である。
  • 電線をやや遠くから引き込む必要がある。
  • 過去に水害や土砂崩れ等があった。もしくはその発生リスクの高い土地である。
  • 現に日当たりが悪い。もしくは日当たりが悪くなる予定(隣に3,4階の建物が建てば普通の戸建ては十分日当たりが悪くなる)。
  • 家の前が渋滞する幹線道路である。

価値観は人それぞれなので、割安の理由が全く気にならないということもあるだろう。であればその人にとっては単にお得な買い物件かもしれない。

自分が実際に見に行った土地で、いいなと思って購入も前向きに考えていた土地が、よく調べてみると正面に大病院が建設される予定ということだった。

病院が近くにあるのは安心ともいえるが、大病院であれば人の出入りも車の出入りも多く、更には道路挟んで向かいが緊急搬送口になる予定だったため、その土地は見送ることにした。

ヤクト
ヤクト

ありがたい救急車も、しょっちゅう来たらちょっと落ち着かない

また、これも見に行った土地で、昼間は何も問題なかったのに夜に改めて来てみると、ラブホテルの派手なネオンが煌めいているのが近すぎるという土地があった。昼間見たときは気にならない程遠いのに。

ヤクト
ヤクト

毎日エレクトリカルと思えればそれも一興

時間帯によって土地は表情を変えることがあると勉強になった。

人気であろう条件の良い土地というものは、一般にはなかなか出回ってこない。世に出回る前に縁故者や住宅メーカーに出回ってしまうからだ。不動屋で売れ残っている土地にはそれなりの理由があるのである。

妥協できない点をリスト化し及第点で妥協も必要

理想の完璧な土地を富豪でもない一般人が手に入れるのは難しい。絶対妥協できない点をクリアしていれば妥協してさっさと決めることも必要と考える。

悩んでいる間に売れてしまうということも多々ある。逃がした魚は大きいのである。

また、何年経っても希望に沿う土地が売りに出されない可能性すらある。

自分の中で妥協できなかった点をリスト化すると以下のとおりだった。上から妥協できない順である。

ヤクト
ヤクト

何を重視するかは人それぞれ。あくまでも参考程度に。

  • 建築条件(建築メーカー指定)が無い
  • 物理的に建築可能である
  • 駅から徒歩20分圏内
  • 30坪以上
  • 面する道路は幅員4m以上
  • 玄関・駐車場となる方角が交通量の多い大通りに面していない

上2件は必須条件なので、満たさなければ建てられない。

一条工務店で建てるにはクレーン等の重機が必要なことから、重機がアクセスできる土地でなければ建てられない。入口の狭い旗竿地では建築不可な可能性がある。

駅から徒歩20分圏内とは、通勤時間との兼ね合いである。ドアtoドアで1時間そこそこに抑えたかったので、私の場合、駅まで20分圏内を目安とした。自転車でも20分以内であれば許容範囲とした。自転車20分ってなかなか遠いが。

30坪以上としたのは、間取を簡単に考えると、どうも1階分の床面積が56.7㎡程度は欲しいと考えたからである。

56.7㎡の根拠は、ざっくり35畳のスペースが必要と考えたからで、1畳は約1.62㎡であることから56.7㎡とした(1.62㎡×35畳=56.7㎡)。35畳とは、LDK20畳、寝室6畳、洗面・トイレ等6畳、階段等3畳が内訳の超ざっくりベースである。

そして、目星をつけていた地域はだいたい建ぺい率60%が主だったので、56.7㎡を60%分とすると、94.5㎡の面積の土地が必要と計算できる(56.7㎡÷0.6=94.5㎡)。1坪は約3.3㎡だから、94.5㎡は約29畳であり(94.5㎡÷3.3㎡≒29)、30坪を目安とした。

坪とは
    坪とは 長さ6尺×6尺の正方形。(地域によって畳の大きさは異なるが、)だいたい畳2枚分の広さ。1尺は約30cmなので、6尺は約180cm。つまり1坪は1.8m×1.8m≒3.3㎡。

ちなみに、一条工務店では、1/4坪、1/2畳、即ち約90cm×90cmの正方形を”1マス”という単位で扱い、これが間取設計の単位となる。

建ぺい率とは
    建ぺい率(建蔽率)とは簡単にいうと、「敷地面積(土地の面積)に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積)の割合」のこと。防災や景観の観点から、土地にギュウギュウに建物を建てることはできず、例えば100㎡の土地に60㎡の建築面積の建物を建てた場合、建ぺい率は60%である。

面する道路を4m以上の幅員としたのは、家の前が離合できない幅だと、ちょっと家の前に止めておくことも憚られるからだ。あと、毎度大変な思いの駐車が面倒なので、ある程度幅員が欲しいといったところ。

交通量が多い幹線道路を避けたいのも、駐車の際に後続車のプレッシャーを感じるのが嫌だからであり、また、騒音、排ガスが気になるだろうからである。

この辺は車が必須ではないものの、無いと不便な郊外あるあると思う。

都心であれば車は不要かもしれないし、田舎であれば駐車をあまり気にしなくていいはずだからだ。

ヤクト
ヤクト

離合(りごう)って方言?

そして我が土地

一条工務店では土地+建物であるいわゆる建売住宅はほぼない。宿泊体験用に建築した一角とかなら例外的にありうる。

なので一条工務店が紹介の地域の不動産屋からの情報を頼りにすることにした。

しかし、土地というのは案外無いものである。いいと思った土地はすぐ無くなるし、なかなか更の土地がポッと出てくるものでもないようだ。

ま、平均的な所得の平均的な家庭が考えることは一緒ということか。

我が家に関しては、市の再開発地区が割と大規模であったので、たまたまそれなりの土地を見つけることができた。

不動産屋を介さなかったのでレアなケースかもしれない。

大きさについてはこんなもんとなった↓↓

面積では約120㎡、約36坪である。

ヤクト
ヤクト

東京ドーム0.0026個分

あとから考えれば近隣にもっと良さそうな土地もあったと思えたが、絶対的な不合格点は無かったし、妥協も大切と言い聞かせている。

人間、手に入れるとすぐ上を見てしまうものである。

ヤクト
ヤクト

わしは人間?

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