我が家は新築3年です。
しかし、3年しか経っていないのに、一条工務店の売りである換気システム”ロスガード”から異音が発生し始めました。
高気密住宅だからこそある、意外な(当たり前な!?)原因について記載します。
ロスガードとは
”ロスガード”とは、正確には”全熱交換型換気システム「ロスガード90」”との名称だそうで、一条工務店の新築に標準装備の熱交換換気システムのことです。

一条工務店は断熱性を売りにした高気密住宅ですので、換気の際にも外の空気をそのまま取り入れるのではなく、家の中の空気と外の空気とを熱交換したうえで換気を行います。
即ち、冬季で外気温が0℃で室温が20℃の際には、吸気する0℃の外気と排気する20℃の家の中の空気とで熱交換を行い、18℃まで外気を温めて吸気を行います(理論上)。
上記例で0℃と20℃とでの熱交換率が90%(18℃)であることから、「ロスガード90」というそうです。
各居室に吸気口がありますが、冬の冷たい空気(夏の熱い空気)が出ているような体感は無いので、高い率で熱交換されているのだなという実感はあります。
我が家を建てた2018年時点にはありませんでしたが、今ではロスガードに加湿機能も付与させた「ロスガード90 うるケア」なるものも出ているようですね。
全館床暖房の我が家は冬の湿度がヤバいことになっているので、その機能が欲しいところであります。

異音発生の症状
ロスガードの稼働時は音がします。
ロスガードは24時間稼働なので、静かな部屋だと「ゴォー」という稼働音が気になるかもしれません。
生活音がある部屋だと特に気にならない程度です。
その辺は設計で考慮しておく必要があります。
さて異音についてですが、いつもよりでかい「ゴゴゴゴー」って音がしてました。
我が家は寝室に隣接しているウォークインクローゼット内にあるのですが、普段は全く稼働音が気にならないものの、異音発生時は音が気になってちょっと寝にくいなーという程度までうるさかったです。
全然寝られないことはないのですが。

思いつく対処をしても改善しない
音からして、なんか詰まって負荷がかかっているのだろうという感はありました。
とりあえずロスガードのフィルター交換をしてみます。
しかし異音は一向におさまりません。
基本的に稼働しているロスガードですが、停止してみて再起動してみます。
やはり異音はおさまりません。
なんか異物混入しちゃったのかな、メンテナンス呼ばなきゃなーと思いつつ数日様子を見ることにしました。
意外な(当たり前な!?)原因
ふと、天井の排気口(居室の空気を吸ってロスガードまで送るダクトの入口)が汚れているなと感じ、排気口フィルターの掃除をしたところ、ロスガードの異音は無くなりました。
排気口が汚れすぎていて、ロスガードが居室の空気を十分に吸えずに唸っていることが異音の原因だったのです。
ズボラが故の原因でした。
天井排気口の汚れ


見るからに黒くて誇りが詰まってそう…
本来ここまで放置してはダメです。
悪い例です。
中性洗剤と歯ブラシで掃除してみる


汚な…
フィルターは定期的な掃除の都度交換すればいいのですが、外枠のメッシュ部分は(ケチなので)毎度新品に交換するわけにもいかず掃除します(フィルターと外枠の両方とも一条工務店のオンラインショップで購入できます)。

中性洗剤と歯ブラシである程度は汚れが落ちました。

左が清掃後、右が清掃前です。

見てるだけで埃アレルギー出そう…
オキシ漬けでピカピカに
ある程度汚れは落ちましたがまだまだ汚い。
オキシクリーンを溶かしたお湯にしばらく漬けてみます。
オキシ漬けというやつです。

なんてことでしょう。
こんなにもキレイになりました。

オキシクリーンは我が家はいつもコストコで買っています。
スーパーやドラッグストアでも売っていることがありますが、コストコで扱っている米国版とは成分が異なるようです。
お風呂掃除や洗濯槽掃除、衣類のしみ抜きなどマルチに使えて便利ですよ。
掃除はこまめに
ほんとうにメンテナンスを呼ばなくてよかったです。
呼んでいたら「ゴミ詰まってるだけですがな」なんて言われて相当恥ずかしかったでしょうね。
排気口フィルターは月1でチェック、ロスガードフィルターを交換するときには排気口フィルターも併せて交換、という風にしたほうがいいですね。
せっかくの性能を発揮できないので、特に排気口は定期的にしっかりめの掃除しよう、と反省です。