久しぶりにディズニーランドに行ってきました。
コロナ以前といろいろ変わっていたので、気づいた点と久々に行った感想を記載します。
8か月ぶりのディズニーランド
前回行ったのは新型コロナウィルスが広がり始めていた2020年2月。
行った後すぐに休園となってしまい、また、営業再開後も先着申し込み順でなかなかチケットが取り難い状況でした。
10月になってやっとチケットも取れるようになってきて、運よくチケットを取ることができたので久しぶりに行ってきました。
チケットも今まではクレジットカードのポイント交換でばかり行っており、ほぼ紙のチケットしか使用していなかったので、オンラインで購入してアプリ内でチケットを受け渡ししたりできることをも知りませんでした。
そう、コロナ禍によりオンライン化が加速し、「ディズニーリゾート・アプリ」(Tokyo Disney Resort App)を駆使しなければもはやディズニーランドを(もちろんディズニーシーも)楽しむことはできなくなってしまっていたのでした。
なんと時代の流れの早いことよ…
コロナ前と大きく変わってしまった点3つ
新エリアと新アトラクションの登場
2020年9月末より、新エリアである「美女と野獣」のエリアとそれに付随するショップやレストラン、新アトラクション「美女と野獣“魔法のものがたり” 」「ベイマックスのハッピーライド」が新たに登場しました。
トゥモローランドの「グランドサーキット・レースウェイ」や「スタージェット」のあった地域の再開発です。
思い出のゴーカート、無くなってしまったのは寂しいですな
スマホアプリでなんでもやることに
そう、前述しましたが「ディズニーリゾート・アプリ」を使用しなければ何もできないと言っても過言ではないのです。
入場
「ディズニーリゾート・アプリ」にチケットを表示させると、チケット上にQRコードも表示されます。
そのQRコードを用いて入場します。
紙チケットもバーコードからQRコードに移行していましたし、オンラインチケットも前からありましたね。
でも、アプリ内にチケットを表示させるという点が変わった点です。
園内マップ&TODAY
園内マップやTODAYに記載されているような情報もアプリで見られるようになりました。
アプリで見ることができるということで、紙媒体でのマップやTODAYの配布が無くなってしまいました。
昔は入場するとキャストの方から渡されていた記憶があります。
その後いつしか入口ゲート付近に置くようになり(勝手に取ってください方式)、入場と同時に必ず手に入れるという方も多かったはず。
最近では入り口ではなく入ってしばらくした場所に設置してあるカートに置かれるようになっていました。
紙媒体を置いていないのは、コロナ禍の措置なのか、それとも今後廃止していくのかは分かりませんが、おそらく無くなっていくだろうと思われます。
ちなみに我が家で一番古いものは2005年のものでした。
まだマップとTODAYは1冊で分かれていなかったんですね。
帰ってきてもなぜか捨てられないんだよなー
エントリー受付
一部のアトラクションやキャラクターグリーティング施設は、入園後に「ディズニーリゾート・アプリ」でエントリーすることが必要となりました。
ディズニーランドでの2020年10月時点で対象のアトラクション、グリーティングは以下のとおりでした。
- 美女と野獣 “魔法のものがたり”【アトラクション】
- ベイマックスのハッピーライド【アトラクション】
- ミニーのスタイルスタジオ【ミニーのグリーティング】
- ミッキーの家とミート・ミッキー【ミッキーのグリーティング】
- ウッドチャック・グリーティングトレイル【ドナルド&デイジーのグリーティング】
- シアターオーリンズ【グーフィーorドナルドorデイジーのグリーティング】
- プラザパビリオン・バンドスタンド前【ジュディ&ニックーのグリーティング】
ディズニーの公式ホームページには「エントリー受付の結果、利用できる時間が指定されましたら、ご体験いただけます。」とあります。
そう、外れたらどう足掻こうが体験できないのです。
くじ運の悪い我が家にはこれは厳しい。長時間待つとかという努力すらさせてもらえないのですから。
嫌な予感がするぜ。
入園直後にやってみました。
この「エントリー受付」(後述のスタンバイパスもですが)、パークに入園しないとできないんですよね。
ゲートから1歩でも外だとできない。(さすがに1歩だけパーク内というのもできなかったので、もうちょっとパーク内に進む必要はありますが)
どういう電波しているんだろう。さすがですね。
それはさておき、入園直後に早速やってみます。
選択してポチッとな。
はい。このような画面が出たらハズレです。
この後、他の6コもエントリー受付をして、計7コのエントリー受付をしたわけですが、結果全てハズレでした。
ゴラァ、何全部ハズしとんじゃ、ワレ
開園直後の朝9時から険悪な雰囲気に。
オリエンタルランドさん、1個くらいは当たるようにしてもらえるか、何か努力が報われる形にしてもらえないと、マジで別れるカップルとか増えるんじゃないですかね?
最近のディズニー運営は、どんどんパフォーマーが減って、映像コンテンツに切り替わっていくなど、何となく無機質な方向に進んでいっているように思います。
デジタル化・AI化と人件費抑制は時代の趨勢とはいえ、ちょっと寂しいですよね。
ディズニーリゾートに高い金を払ってわざわざ行くのは、国内トップクラスのサービス業を享受しに行くという側面もあるのですから。
無機質でないもうちょっとその辺の温かみのあるシステムにしていただけないでしょうか。
システムを構築しているのはN〇Cとか富〇通とか大手なんでしょうから、可能ですよね。
なにごちゃごちゃ言い訳しとんなら。
話をすり替えんな。
はい。すいませんでした。
スタンバイパス
前述の「エントリー受付」は時間指定でアトラクションを体験できるというものでしたが、こちらの「スタンバイパス」はスタンバイするため、要するに列に並ぶための受付です。
こちらも「ディズニーリゾート・アプリ」で取得する必要があります。
対象のアトラクションは、2020年10月時点ではディズニーシーの「トイ・ストーリー・マニア!」と「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のみでした。
今後、パークが全面的に開園されたときに、混雑状況によって対象のアトラクションが変わっていくものと思います。
並ぶにも予約が必要。さすが。
レストラン予約
レストランの予約に関しては、以前からディズニーリゾートのホームページで「プライオリティシート」として予約できていましたので、それに同じです。
「ディズニーリゾート・アプリ」からできるようになりました。
ファストパス
ファストパスも「ディズニーリゾート・アプリ」から取得できるようになります。
ファストパスのアプリによる取得は2019年の「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のローンチ時点から始まってはいます。
ただ、コロナ禍での限定的開園である2020年10月時点では、入場人数を絞っているためファストパスの運用はされていませんでした。
通常運営再開後も、ファストパスチケット発券機は残され、「ディズニーリゾート・アプリ」とファストパス発券機の両方からファストパスは取得できるものと思いますが、アプリによりファストパスが取得できるようになることで、人気アトラクションのファストパスは開園直後に無くなることが予想されます。
開園ファストパスダッシュが懐かしいぜ。
これからは開園ダッシュしても人気アトラクションのファストパスは残っていないわね。
※パーク内は走ってはいけません
荷物検査、マスク、ソーシャルディスタンスと消毒
荷物検査の実施
パーク入園時の荷物検査(保安検査)が厳しくなっています。
携帯電話含めポケットの中のものはカバンに入れてスタッフの方に渡し、金属探知ゲートを通るようになりました。
空港のような検査ですが、パーク内で安全に過ごすためには必要な措置ですね。
そのため、以前より入園に時間を要するようになっています。
マスクの着用
入園の際には検温も実施されます。
公式では「37.5℃以上の発熱や風邪症状等の不調がある場合は入園をご遠慮いただきます。」となっています。
マスクは常時着用が必要となります。
2歳以下のゲストの着用は任意です。
公式では「熱中症対策のため、夏期の気温、湿度が高い時期において、屋外で人と十分な距離が保たれている場合は、はずしていただくことも可能です。」となっています。
ソーシャルディスタンスと消毒
スタンバイで列に並ぶときは間隔を空けるよう目印が床に記載されています。
間隔を空けて並ぶため、スタンバイの列はアトラクションの前の道路にまではみ出ることとなっています。
それが往来の妨げになっているため、仕方ないことではありますが、道が通りにくく混雑の要因となってしまっています。
また、間隔を空けて並んでいるため、列が進むのは早いのですが、並んでからの歩く距離が長く、小さい子ども連れには少々しんどいです。
パレードに関してはエレクトリカルパレードも中止となっており、「ナイトフォール・グロウ」のような小規模なものしかやっていませんが、足元の間隔をとった目印に1人ずつ立って鑑賞というちょっと不思議な状態になっています。
入園者数を制限しているので、アトラクションの待ち時間は基本的に長くなく、長くても40分待ちくらいの表示です。
しかし、10分待ちのアトラクション実際に並んでみると、10分よりかは全然かかっているというような印象です。
間隔を空けて並んでいるので移動に時間がかかるためなのか、もしくはキャストの方でどの長さだとどのくらいかかるというのがまだ把握しきれていないということかもしれません。
アトラクションは消毒のために時々運行を止めて拭き上げを行っており、スタンバイの列が突然「ここまで」と切られることが何度かありました。
まとめ
ディズニーランドに限った話ではないですが、コロナ禍によって、何事もオンライン化が加速化しています。
ディズニーランド(シーも含めディズニーリゾート)は、オンライン化を進めることは、以前から進めていた人件費の削減と相まって、今後も進展していくものと思われます。
ゲストが「ディズニーリゾート・アプリ」などを用いて、自分で勝手に予約なり抽選なりを全部やってくれるのであれば、システムの運用・保守管理のみで対応でき、人を割く必要性が減るからです。
全部とは言いませんが、キャストの多くがAI化されるのも、そう遠くない未来かもしれませんね。
コロナ前のような状況に戻るには、当面時間がかかりそうではありますが、チケットが若干入手しづらい以外は不便はありませんでした。
とはいっても、パーク内の移動が多いディズニーランド(シー)ではマスクは息苦しいので、早く外してかつての日常に戻ることを願うばかりです。