車どうしの追突事故の被害者となりました(軽微)。
初めて交通事故当事者になってみて、当日とその後の事故処理について記録として日記形式で記載します。
※物損事故のみで人身的な損害は全くありませんでした。
事故発生!
9月末日の日曜日、家族4人で車にてちょっとした買い物に出かけました。
信号待ちで停車していると、突如「ドンッ」という大きい音ともに、車体に衝撃がありました。
すぐに、「突っ込まれたな」と分かりました。
突き上げられるようなそれなりの衝撃が走ったものの、乗員全員に怪我はなく、長女に至ってはチャイルドシートで眠ったままでした。
チャイルドシートって大事だなと実感した次第です。
事故直後。
5秒くらい社内で呆然としてしまいましたが、事故直後の現場状況を収めておいた方がいいと考え、スマホを持って車から降りました。
相手も降りてきて「すいません」も言わせる前に、スマホで現状の写真を2枚撮りました。
事故発生したまま車は車道上にあったので、再び搭乗して車を道路端に寄せましたが、端に寄せただけでは片側通行になるような幅員だったため、右折車線がある10メートル程前まで進め、対面通行が可能で交通を極力妨げない場所に車を移動させました。
再び降車して、相手に、「警察を呼んで処理してもらうのが正規だと思いますが、それでよろしいですか」と確認。
「問題ないが、携帯電話を持ち合わせていない」とのことなので、自分で通報することに。
大きな事故ではなかったので110番をかけるか、通常の電話で警察署に電話するのか迷いましたが、警察署の電話番号を調べるのも面倒なので110番に。
110番では、車同士の接触事故で怪我人がいないことを伝え、場所を特定してもらうと、道路上ではなく、道路脇の飲食店の駐車場に止めさせてもらうよう指示。
指示に従い車を移動させました。
警察が来るまで、あまり余計なことを喋らないほうがいいと判断し、車の損害状況確認を優先し、改めて損害箇所の写真を何枚かパチり。
トランクのドアを開けようとしてみると、バゴッと嫌な音がしながらなんとか開き、もう閉めることがなくなってしまっているようでした。
追突箇所が単に凹んでいるだけでなく、後方のフレームから曲がっている可能性があるなと思われました。
警察が来るまでの15分~20分はやることなく手持ち無沙汰で、警察の到来を待ちわびてました。
長女は相変わらず寝たままでしたが、長男は状況をなんとなく察しているらしくおとなしくしていました。
相手が「保険会社に連絡したいけど連絡手段がない」と携帯を貸すことを期待しているようだったので、携帯を貸しました。
保険会社に早々に連絡してもらうのは悪いことではないし、ついでにお互いの名前と連絡先もこのタイミングで交換しました。
警察到着!!
待ちに待った警察が到着。
ネズミ捕りの姿を見るたび「なんだかなぁ」という気持ちでいましたが、こういうときは頼もしく思え、待ちわびてしまいました。
事故状況を簡単に口頭説明し、損害状況も簡単に確認。
運転免許証、車検証、自賠責保険証書を持ってパトカーまで来るよう促されました。
まだ見習いに近い巡査長とベテランのおそらく巡査部長(未確認)の2名でした。
ここで問題発生。自賠責保険証書を提出しようとするも、全く見当たらないのです。
前回車検から取り出すことも無いので、車検証入れに入っていない理由は無いのに。
警察からは、「車をひっくり返して探すことはしないので、後日提出するように」と軽く注意されてしまいました。
自賠責保険証書の不携帯:自動車損害賠償保障法第8条において「自動車は、自動車損害賠償責任保険証明書を備え付けなければ、運行の用に供してはならない」と定められています。自賠責保険証明書を紛失しても法令違反にはならないものの、紛失したまま運転(運行)すると法令違反になり、30万円以下の罰金となります。
警察への説明では、「信号待ち停車中の車に後方から追突してしまった」と相手方が言っていたので、異存はありませんでした。
「少しウトウトしてブレーキを緩めてしまった」と、「こっちは子ども二人乗せてんだからウトウトしてしまったじゃ済まされんよ」という気持ちもあるものの、人身的な被害は無かったので言いたい気持ちを抑えました。
警察官から「それではクリープ現象でぶつかった、アクセルは踏んでいないということでよろしいか」と確認がありました。
「そう思います」相手方。
「衝撃はそれなりに大きかった」と当方から少し疑義。
クリープ現象でぶつかったにしては、衝撃が大きかったように感じたからです。
まあ、アクセル踏んでいようがいなかろうが、損害状況は変わりないのでそれ以上は特に警察からの追及はありませんでしたし、当方からも追及することは止めておきました。
交通事故に際しては、”どんな軽い事故でも病院に行って診断書をもらうべき”というのを聞いたことあったので、単なる物損だけで済ますべきか、今は何の症状がなくとも病院に行くまで人身事故の可能性も否定しないか迷いましたが、妻とも確認して、こういったケースでありがちな首のむち打ち症状も確認できず、長女に至っては眠ったまま起きもしなかったこと、更には相手に悪質性は感じなかったので、怪我なしの物損だけの扱いでよしとその場で判断しました。
事実関係の確認が終わるとパトカーから降ろされました。
自分でドアを開けて出ようとすると、「こっちで開けますから」と警察官。
パトカーの後部座席はチャイルドロックがかかっていて内側から開けることはできず、被害者であっても(直接的ではないにしろ)拘束されてるんだなぁ、とふと思いました。
相手の方と一言二言交わしそのまま解散。
長男は「パパ、パトカー乗ったね」とちょっと尊敬の眼差しでした。
心がキレイっていいなぁ。
その日のうち、しばらくして相手の任意保険会社から連絡がありました。
「申し訳ございませんでした。お怪我は大丈夫ですか」の定型文の後、「今日は休日のため休日当番の方から連絡していますが、明日、担当が決まったら担当の方から連絡します」とのことでした。
ちょっとマズいのは…
そんなこんなありましたが、急ぎで自賠責保険証書を見つけないとマズい。
が、車検証入れを何度ひっくり返してみても存在しない。
車検証入れから出してわざわざ捨てるなんてことはしないと思うのだけど。
ディーラーを若干疑いつつ、でもディーラーも入れ忘れてたら気づくはずだし、車検の後、入っているか確認していなかった自分が一番悪いのだが…
翌日、休暇をとり、自賠責保険会社であった損保ジャパンの窓口に直接赴くことにしました。
即日発行してくれるということです。
前回の自賠責も損保ジャパンだった(前回分の自賠責保険証書は車検証入れにあるが、現在の自賠責保険証書が無い)ことから、契約実績があるのか電話確認したところ、あるとのことだったので、最寄りの支店に直接赴くことにしました。
再発行をしてもらい、すぐに警察署に「当然ありましたよ」の体で電話し保険証番号を伝えました。
車への応急措置
トランクのバックドアが閉まらなくなってしまいました。
その点以外は、傷や変形を抜きにすれば走行に問題はありませんでした。
バックドアは、下まで下がりはするのですが、後方のフレームが変形していてカチッと閉まらない状況です。
走行中に段差等で振動があると、固定されていないのでバッコンバッコン状態です。
問題なのは、バックドアが閉まらないので、ドアが開きっぱなしと認識されてしまうこと。
インフォメーションディスプレイにはドア解放の表示が付きっぱになります。
この問題については、バックドアの留め具部分(ストライカー)を手で閉めてやることによって、ドアは閉まっていると認識させることができます。
バックドアが開いている状態にあることは、トランク内のランプも付きっぱなしになってしまうので、最悪バッテリーあがりも誘発してしまいます。
自分は念のため、トランク内のランプも外してしまいました。
バックドアのバッコンバッコンは、もう物理的に抑える外ないです。
見た目は悪いですが、ダクトテープで都度留めて対応することにしました。
保険会社から連絡
翌日、相手の任意保険会社から正式に電話連絡がありました。
丁寧に喋ってはいるのだけど、若干横柄さを感じさせる担当でした。
保険会社が提携する会社からアジャスターを向かわせ損害状況を確認するとのことでした。
アジャスター:自動車事故が起きた際、保険会社から委託を受けて自動車の損傷状態を調査し、損害額の認定を行う専門家。また、物損事故調査員として弁護士の指示のもとで示談交渉の補助業務行ったり、時には裁判所などから報告書の提出や意見を求められたりするなど専門性が高い。この仕事に就くには日本損害保険協会が定める「技術アジャスター資格試験」に合格する必要があり、自動車整備や道路交通法などの法律、自動車保険の詳細の知識、自動車修理の見積もり作成能力などが求められる。
保険会社の送ってくるアジャスターなんて、向こうの息がかかっていて、損害額を凄く過少に言ってくるんじゃないかとちょっと懸念。
だから、ディーラーに修理代を見積ってもらおうと思っていましたが、見積もりだけだと見積もり料金が発生してしまうとのこと。
完全に修理をする車なら見積もりと同時に修理に走ってもらって、相手方の保険で修理してもらうのもいいのだが、なんせ10年目の車でそろそろ乗り換えも考えていたところ。
完璧に修理されるよりかは、下取額のダウン分を補填してほしいところなのです。