新たに買ってきた5匹のヤマトヌマエビ。
1匹ずつ天に召されて全滅。
1匹ずついなくなり、全滅まで5日。
果たして何が原因だったのでしょうか。
ヤマトヌマエビ全滅の原因は…
メダカ5匹、ヤマトヌマエビ5匹で立ち上げた水槽。
メダカはピンピンしているのに、ヤマトヌマエビだけは全滅。
なぜなんだーーー
前回までのヤマトヌマエビ。
水槽に入れているものは、底砂、ろ過装置、ブクブク、水草のみ。
グーグル様に伺ってみると、どうも水草の残留農薬の可能性が高そう。
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビ等のエビは、メダカなんかの魚に比べて残留農薬にめっぽう弱いとのことです。
たしかに、買ってきた水草は農薬を使用して育てられたものか確認していませんでした。
何回か水を取り替えつつ約1日水にさらしていたものの、残留農薬を除去するには、それでは全然足りないそうです。
何週間か水にさらしていた水草であっても、エビのいる水槽に入れた途端、エビ全滅ということすらあるようです。
なんて繊細なんだ…
知らなかったよ。すまん。
エビだけ全滅、メダカはピンピンということで、どうも水草に付着していた残留農薬がエビを死に至らしめたという可能性が高そうです。
エビのいる水槽に水草を入れる場合はどうすべきか
無農薬で育てている水草を使うべきです。
国産の水草はほとんどが農薬を使用していないそうで、ショップでも”国産”や”無農薬”を謳っている水草を使用しましょう。
逆に、外国産の水草は農薬が残留している前提で扱い、どうしても外国産水草を投入したい場合は、農薬を除去してやる必要があります。
外国産の水草は日本国内に持ち込む際に、海外の虫だったり貝だったりを一緒に持ち込まないようにどうしても農薬で殺虫する必要があるため、農薬が残留しているようです。
原因は本当に残留農薬だったのか検証
ショップにて同じ水草と、同じくヤマトヌマエビを新たに5匹購入してきました。
前回ヤマトヌマエビが全滅したのが残留農薬のせいであるならば、残留農薬を除去すればヤマトヌマエビは死なないはずです。
残留農薬を除去するにはチャームの「水草その前に…」を使用します。
これは、カーバメート系農薬:90%、有機塩酸系農薬:70%、有機リン酸系農薬:43%の除去率があり、更にはその他腐敗菌・付着物の除去に効果があるとのことです。
よく分らんけど残留農薬を落とせるっちゅうことやね。
使用方法は、2Lの水道水に本品1パック(1g)を溶かし、水草を10分間浸すだけです。
まずは水草を水洗いし、早速やってみます。
長時間つけておくと、水草によっては溶けてしまうようなので、漬け置くのは既定の10分にしておきましょう。
そういうの、どうしても長くやったほうが効果あると思ってやっちゃう。
するとなんてことでしょう、水草から油膜のようなものが出て来て浮いています。
きっとこれは「水草その前に…」の主成分、焼成カルシウムが残留農薬を洗い出したんだ!
と短絡的に考えていいのか、文系の私には分かりませんが、何かしら反応しているようです。
焼成カルシウムとは、所謂ホタテ貝パウダーですので、アルカリ成分で中和しているということなのでしょうか。
理由はどうあれ除去できればいいので。
でも、ホタテ貝パウダーはNBC対応のCの部分でも着目されている成分であることはたしかだね。
規定通りの10分を漬け置いた後、流水でよくすすぎます。
そして水槽へ投入。
エビは元気そうです。
1週間後もエビは元気です。
ヤマトヌマエビの全滅は水草の残留農薬のせいで、その残留農薬は「水草その前に…」を使用することで、ヤマトヌマエビが死なない程度まで除去できることが確認できました。
めでたしめでたし。